「打我」は中国語で「私を撃て!」という意味
ですが、たくさん音声を聞いてタイピングしな
がら、単語を覚えていくことからこの名前がつ
けられました。
「ビデオ打我」は、「打我」より「見る」「聴く」ことに重点を置いて、中国語の「聴覚イメージ」をあなたの中に形成するアプリです。
「聴覚イメージ」というものをご存知ですか?
幼児はことばを話し出す少し前に、「沈黙期間」と呼ばれる期間があり、この期間に周囲で発せられることばから「聴覚イメージ」を自分の中に形成します。この「聴覚イメージ」は、言わば「発音の鏡」として、母語の健全な発話を可能にする機能を果たたすものとして大変重要です。幼児はその発育過程で「聴覚イメージ」を使うことによって、誰からも発音の仕方を教わることなく、自ら矯正して、徐々に大人と同じようなきれいな発音になっていくのです。「ビデオ打我」は中国語の「聴覚イメージ」を皆さんの中に作り上げるために考え出されたアプリです。
■アプリの構成
このアプリでは、次の三段階で発音を学びます。
①ビデオを見て、中国語の発音を「見て」「聴いて」学ぶ
まずビデオで学習する内容を確認します。テレビの中国語会話でおなじみの相原茂先生の解説や、雨上がり決死隊のコントなどで、楽しみながら中国語の発音のコツをつかみます。
②ドリルで学んだ知識を定着させる
ビデオの次はドリルを通して中国語の実践です。消えては現れるパネルを追いかけながら、神経を集中させた中で中国語の基礎的な発音のシャワーを浴びていきます。
③テストで達成度を測定する
最後にテストで覚えた成果を試しましょう。聞こえてきた発音のスペルをタッチして消していきます。この結果で「聴覚イメージ」の定着度をチェックしましょう。ドリルと違い、合格ラインに達しないと次のステップに進めません。
中国語の学習は「発音よければ半ば良し」と言われるぐらい、発音の習得が大切です。「ビデオ打我」で発音の基礎をしっかりつくっていきましょう。
監修 相原 茂
TECC 中国語コミュニケーション協会代表
NHKテレビ中国語会話 講師(2001年~2003年)
(専門)中国語学・中国語教育
企画・構成 楊 達
早稲田大学 文学学術院教授
NHKテレビ中国語会話 講師(2007年)
(専門)中国語学・中国語教授法
中国語発音 呉 志剛
中央大学 非常勤講師
NHKラジオ中国語講座のゲストとして多数出演
(専門)中国語音声学